こんにちは!
半ざむ向ヶ丘遊園本店の横山です!
以前から、家族代々、半ざむをご愛顧頂いてるお客様から、羽毛布団の生地が破れてしまったので、お仕立て直しが出来ないかとご相談をお受けしました。
似たようなケースのお客様も多いですので参考までに紹介させていただきます。
20年以上使用した西川羽毛布団をリフォームでお直しできるのか?
羽毛布団の状態によってはリフォーム出来ない場合もあるのでしっかり診断していきます!
お預かりした羽毛は、お祖母様が使っていたものを譲り受けたもので、1995年製造の東京西川の羽毛布団です。
東京西川の羽毛布団は製造年が品質表示タグに記載されており、20年以上経っても印刷が消えない特殊な加工になっているので、古い羽毛布団でもタグを見るとスペックがすぐ分かるので助かっています!
品質表示タグにまでこだわる東京西川さんの商品づくりには脱帽です!
羽毛布団の側生地、ダウンの状況を確認
20年以上使用している羽毛布団で、流石に表の側生地が裂けてしまい、羽毛(ダウン)が出てきてました。
羽毛布団の生地も織物なので、長年使うと「織り」がゆるんだり、湿気・汗・皮脂などが染み込む事で弱ってしまいます。
側生地の汚れはそんなに目立つほどではなかったですが、やはりダメージの蓄積は否めないですね!
お布団自体は、お仕立て直しで十分ふっくらするボリューム感でしたので、中のダウンのチェックをして最終的にリフォーム可能か判断していきます。
取り出したダウンがこちらです。
25年前の羽毛布団ですが、元々の羽毛布団の中の原毛(ダウン)の質がかなりの高品質だった(当時の販売価格で数十万円)のと、とても大事に使用して頂いていた様で、年数から考えると状態は驚くほど良かったです。
しかし、側生地と同じで、中の羽毛も長年のダメージの蓄積は少なくありません。
ダウンがちぎれている量は少なめでしたが、ダウン同士が絡み合って出来てしまう、『玉ダウン』状態のダウンが目立ちました。
ダウン同士が数個〜数十個雪だるま式に絡み合っていくので、徐々に、羽毛布団のカサが出にくくなってしまいます。
ですが、この『玉ダウン』は半ざむの羽毛リフォーム(プレミアムダウンウォッシュ)でほぐす事が出来るのです!
説明詳しい羽毛布団リフォームの説明はこちらのページになります。
診断の結果、プレミアムダウンウォッシュでお仕立て直しが可能でしたので、お見積もり後、ご注文いただきました。
羽毛布団リフォームの仕上がりはこのようになります!
以前よりボリュームが増してふっくら仕上がりました!
リフォーム内容は下記のとおりです。
- シングルサイズ1.4㎏→シングルサイズ1.4㎏
- プレミアムダウンウォッシュ
- 新しい充填原毛:ホワイトグースダウン93%を400g充填
- 新しいお仕立て側生地:綿100%(80番手サテン織)
- 仕上がりダウン重量:1.4kg
元々使用していた羽毛布団の側生地が綿100%でしたので、綿100%の80サテンという番手(繊維の細さ)の細いサテン織の側生地でお仕立てしました。
20年以上前の羽毛布団でしたが、中の羽毛の状態が良かったので、400gの充填で元の重量と同じ⒈4kgで仕上げました。
お客様と一緒に羽毛の状態を見ながら診断し、何パターンかお見積もりを出した中からご納得行くものを選んでお決めいただきました。
大切な羽毛布団のお仕立て直しを半ざむにお任せいただいてありがたい限りです。
ふっくら綺麗に仕上がった羽毛布団で「リフォームして良かった」と思いながら快適にお休みいただければ幸いです。
半ざむでは年間約100枚程羽毛布団のリフォームを承っております。
今回の様に、東京西川製品が多いですが、他のメーカーの羽毛布団はもちろんですが、最近では、大塚家具さんのダウナ•ダウナプレミアムなどのリフォームもご相談を受けることが増えております。
その他、アイダーダウンの様な特殊な羽毛のリフォームも承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
最近では低価格だけを売りにしたクオリティの伴わないリフォームが増えてきております。
是非、ご検討段階で一度、半ざむまでご相談ください。
東京西川認定の羽毛診断士が羽毛を直接確認!リフォーム前の羽毛の状態をお客様の目で見てご確認いただけます(無料)。